大菩薩・葛野川小金沢谷シンナシ沢右俣
講習会で小金沢谷支流のシンナシ沢右俣へ行く。小金沢本谷は関東近郊で屈指の名渓と言われ多くの遡行者を迎え入れているが、その支流はほとんど見向きもされない。楢ノ木尾根から流下する右岸の沢としてシンナシ沢、スバノ沢、エンマゴヤ沢、滝沢、大華沢、二ノ沢などがあるが、ほとんど遡行記録がないので、山渓のガイド本「東京起点沢登りルート100」の掲載予定のリストに載せていた沢だ。
シンナシ沢は小金沢本谷右岸の沢で最初に入る沢だ。塾では2022年に左俣を2023年に右俣を遡行しているが、今回は、以前遡行して面白かった右俣を遡行するが、ほとんど入渓者がいないので岩が脆く、ハーケンの効きも甘い。左沢は入渓後すぐに出てくる沢以外滝といえる滝はない。

入り口は、とても登れる沢とは思えない

二俣から見た左沢

右沢、入渓後すぐに出てくる3連の滝

3連の滝、最後の滝の登攀が難しく、この沢遡行のポイントとなる。巻く場合は、二俣まで戻って大高巻きとなる。

滝が連続する

Co850からCo900付近は滝が連続する

ここも最後の一歩が…

この上にある小滝の突破が…

沢の中の倒木は少ない。

前方の滝は右から

小滝がどこまでも続く

なかなか楽しい

Co1060付近まで滝場が続く。最後の滝

Co1060付近の滝を登ると水も枯れ、枯れ沢となるので右岸のシンナシ尾根に上がり、左沢にいったん下り、Co1100付近から大峰からの山道に出る

大峰からの山道は防火帯ができており明瞭な山道だ。ただ最後が急でわかりにくいが、小金沢公園の駐車場に降りられる
講習日:2025年11月1日(土)
山域・場所:大菩薩・葛野川小金沢谷シンナシ沢右俣
天気:曇り時々晴れ
参加人数:7人
コースタイム:小金沢公園駐車場(9:20)-入渓点(9:26)-二俣(9:43-9:50)-右俣脱渓点(12:58-13:03)-シンナシ尾根 (13:17)-左俣(13:35-13:50)-大峰山道(14:06)-駐車場(15:08)
地形図:七保
