奥武蔵の険谷で沢登り
4/22 変貌著しい川浦谷
この日も、快晴の良い天気に恵まれたが、川浦谷の渓相の変化に驚く。特に、シアン沢出合上の大釜を持った滝が倒木で簡単に上がれるようになり、深い長淵が平瀬になって簡単に行けるようになったりと、変貌が著しい。ここは7年振りの沢だが、雨などで二俣まで行けずに敗退したこともあったが、今回は、最短の遡行距離で敗退という結果に…。ここ数年、中級の方たちには、自立した沢屋になってもらうために常に交代でリードを任せるようにしているが、その結果、ロープワークの不慣れやルートファインデングの決断の遅さなどから遡行時間が掛かるようになり、最後まで行けなかったり、途中からルート変更したり、講習場所変更することが多くなったが、これも渓友塾の教室ならではのことだ。
塾では、毎回写真を撮っているが、写真から簡単そうに見える沢は、厳しく、難しい所は指導や指示をしなければならないので写真を撮る暇がないからだ。
林道歩きが長くなったことも、時間が掛かる原因でもあるのだが…。
シアン沢出合上のゴルジュ入口の小滝も、釜が埋まり、倒木が懸って簡単に登れるようになっている。
同じ場所(上が今回、下が2008年)。渓相が全く違う。
ここも、右側の淵がかなり深くなっている。
七つ瀑入口
七つ瀑出口へも、今まではロープなしで下って来ていたのだが…。
川浦谷の核心部
この滝の上が最大のポイントとなるところだが・・・。登攀ルートの指示と指導で写真をとる余裕がない。
ワサビ沢出合
ここで時間切れ、初めてワサビ沢から山道に上がる。川浦谷を遡行する人は、極端に少なくなっているようだ。
ワサビ沢を山道まで上がるが、ワサビ沢に架かっていた朽ちた木橋は跡形もなくなっている。
荒れた山道をシアン沢へ向かい、シアン沢を下降する。
川浦谷との出合に戻る。