新緑が眩しい深入沢
5/6 滝登攀の訓練に良い深入沢
今月の課題は「滝の登攀」。深入沢は初級者の滝登りの練習にうってつけの小滝の続く楽しい沢だ。特に、新緑の時期、晴れた日は素晴らしい景観を見せる。ただ、小滝とはいえ、初級者には難しい登攀が続く沢なので、沢登りの指導者から指導を受けながら遡行することを前提にするならば、いろいろな意味で初級者の沢登りの訓練場所としては良い沢でもある。下山路を深入沢左岸尾根を使う場合は山道がかなり荒れているので滑落に十分注意する必要もある。
深入橋から沢床に降りる所が最初のポイント。落石、滑落に十分注意が必要だ。
入渓後、すぐに現れる滝。以前は、右岸の石垣のあるところに上がり、懸垂下降の練習をしていたが、今は、その立木がなくなり、左岸から小さく高巻く。
ツッパリ登攀の練習に良い所も・・・。
ロープを使うところも2か所ほどあるが、ほとんどお助けロープで十分だ。
難しい小滝も、釜があるので落ちても水の中だ。
お助けロープの出番が多い沢だ。
ヘツリの練習に良い所も・・・。
この小滝が一番難しいか? 細かいホールドの使い方、足の置き方の練習に良いが、登れなければ簡単に巻ける。
滑りやすい所が多く、フリクション登攀の練習にも最適だ。ここは、毎回誰かが落ちるところだが、今回は、皆さんクリア。
見た目登れそうもない所でも登れるところがほとんどだ・・・。
二俣。左俣は、最初の滝とさらにもう1か所難しい滝があるので初級者がいる場合は右俣へ。
右俣出合の滝はプルージック登攀の練習に良い。
右俣に入っても、まだまだ滝場は続く。
左岸尾根を下山ルートにする場合は、1030m付近、左岸から涸れ沢が入ってくるところで山道に上がると良い。