密笹藪漕ぎに体力を消耗する

9/9 意外に侮れない塗川西俣沢

初級者の講習会で上州武尊の西俣沢へ行く。今月のテーマは藪漕ぎ。西俣沢は密の笹藪漕ぎを体験できる良い沢だが、その時々の講習生のレベルが分かる沢でもある。ただ、自身の体力低下も著しいので、その点も加味して、次年度以降は考えていかなければならないようだ。沢自体は、変わったところはないが、入渓点に堰堤が造られており、西俣の林道には車で入れない。また武尊牧場スキー場も閉鎖され、新たにキャンプ場が造られ、下山に時間がかるようになってしまった。キャンプ場までの車道は時間規制があり、下の駐車場までのアスファルト道の下りの長さにウンザリする。

この沢は、以前林道終点に止めていた車を、途中で追い越した釣り人の嫌がらせに会い、タイヤ3本を切り付けられパンクさせられた嫌な思い出のある沢だ。

西俣沢の林道終点は、現在堰堤工事が行われている。

非常に滑りやすい沢だが、水のきれいな沢だ。

下流部はナメ滝の多い沢だ。

釣り人の残したトラロープがある。かなり釣り人が入っているようだが、現在は林道の入口が閉鎖されているので釣り人の心配は少ない。

森の中を流れる渓流だ。

地層が見られるところも

シロビレ沢出合

多くの滝が登れるが、岩が非常に脆く、長い沢でもあるのでメンバーにより巻いた方が良い。

以前は左側の奥にトラロープがあったが・・・。

難しい滝ではないが、念のためロープで確保する。

以前上段で持った岩が剥がれて滝壺に飛び込んだ滝だ。難しい滝ではないが、岩がボロボロで剥がれやすいので、高巻いた方が安全だ。

ここの高巻は、1か所を除き、大きな巻きはない。

ヘツリの練習に良い所も・・・。

唯一、大高巻きの必要な最狭部のゴルジュ

ここは、いつも草付き処理を兼ねて右岸を巻いていたが、今回は、ここの高巻きで時間を掛け過ぎたようだ。

最後は10m程の懸垂で二俣へ降りる。

二俣

1730m付近奥二又は右沢へ

まだまだナメ滝が続く。だいぶ笹が沢筋を覆ってきた。

水がなくなった所から笹藪が密になり、笹藪漕ぎが延々と続く。