地層を愛でながら癒しの沢歩き

12/9 今年一番の寒気の中を沢歩き

2019年度の沢登り教室に向けての冬期トレーニング講習1回目は、房総の小櫃川土沢から四郎治沢を周遊する沢歩き。房総の沢は、蛭のいないこの時期が沢のシーズンだが、この日は今年一番と言われる寒気が入り、いつもなら例年どうりの気温なのだが、寒さに慣れていない身には応えた。

沢は亀山湖に流れ込んでいるため山道を伝って入るのだが、今回は駐車地点の橋を渡り左岸から入渓したため30mロープで2度懸垂を強いられる。前回入渓した時は右岸から懸垂なしで入渓したのだが・・・。この沢は粘土質の為よく滑る。

入渓後、早くも側壁の壁に特異な地層が見れる。

沢床も滑床だが、ヌルヌルで滑りやすく気が抜けない。傾斜の緩いナメ滝も多い。

土沢唯一の滝らしい滝。右壁に房総の沢に懸る滝に多いステップが切ってあるので簡単に登れる。

枝沢の多くが滝となって懸っているが、その多くが登れそうもない滝だ。

最初の滝らしい滝の上から側壁の地層が顕著に出てくるゴルジュが続くようになる。

深い釜も多いが、増水していなければ水際の浅い所を選んで越えることができる。

増水すればひとたまりもない。

洗濯板のような滑床

奥二又は左沢へ

左沢最後の詰め。土沢と四郎治沢との中間尾根には明瞭な山道がある。

四郎治沢へも奥二又下の本谷へ懸垂で下る。

四郎治沢は、平坦な何もない沢だ。

四郎治沢の見どころは、地形図上の橋の架かる手前にある川回しか?

長い長い淡々とした沢歩きに飽き飽きしたころ、ようやく小櫃川に出る。駐車場はすぐだ。