奥多摩の未知の沢は、またまた残念な沢だった⤵

3/31 奥多摩の知られざる沢は、またまた残念な沢だった。

 奥多摩には、まだ紹介されたこともない未知の沢がいくつかあるが、地形図上から探し、ある程度の目星をつけて登っては来ているが、遡行してこれは良かったと思える沢にあたることは稀だ。小袖川左岸の沢も、以前からめぼしはつけていたのだが、中流部に集落があり、左岸の尾根上には峰谷から林道が上がってきているので後回しにしていたところだ。ただネットで紹介され、面白そうでもあったので、今回講習会の場所として選んだのだが、想像通り、杉の植林地を流れる沢の宿命で、倒木が沢床を埋めるところが多く、あまり楽しめる沢ではない。ただ滝場は多く、登れる滝が多いので残念な沢だ。

ヘイゾウ沢は入口から滝場が続く。

今回は小袖川に架かる国道の橋からのヘイゾウ沢に続く山道の下見も兼ねていたが、左岸の山道はほとんど使われておらず、ヘイゾウ沢の出合手前で道型が消えていた。ただ帰路、ヘイゾウ沢二俣手前に架かる木橋から山道を辿ると、往路に使った山道の途中から上部に向かう道がヘイゾウ沢二俣下に続く山道だった。

今回は二俣からヘイゾウ沢左俣を遡行する

滝場が続くが倒木が沢床を埋める

この滝は、最後の方は最初の足場が崩れ、ホールドがなくなり登れなくなってしまった。岩はボロボロで脆い。

Co850付近10m大滝下の4m程の滝の登攀。ホールドが細かく、岩がボロボロ、ヌメヌメで難しい。

この沢最大の10m程の滝の登攀。ホールドが細かく、ヌメヌメで水流沿いの沢タビでの登攀は厳しい。左岸のルンゼを上がると不明瞭ながら山道がある。