今年最初の朝日の沢

10/13-14 地形図上のがけ記号の中は??

研究生の講習会で朝日連峰の朝日川ヌルマタ沢涸沢へ行く。この沢は釣り人の入渓が多く、釣りのできる期間中はなかなか入りづらい沢だが、地形図上からも平凡な渓相をしていると思われるので、沢登りで入る人はほとんどいない沢だ。ただ上流部の地形図上のがけ記号は遡行意欲をそそる。今回は、講習会として未知の沢を遡行する経験を積んでもらうこと、日が短く、朝晩と昼間の寒暖差の激しい秋季の沢登りのいろはを学んでもらうことを目的に行う。

朝日鉱泉から先の西五百川林道は、すぐに車の通れる林道ではなくなるので通行止め。ここから徒歩で林道を大留沢と涸沢との出合に下る尾根のところまで歩く。林道から出合に下る踏み跡は、釣り人が多く通るため立派な登山道のような道だ。

降りたところは出合のすぐ上だ。

地形図どうり、単調な沢歩きだ。ただ沢幅が狭く、両岸が立っているので雨天時には注意が必要だ。

増水時は難渋しそうなところもある。

ガッカ沢との出合。ガッカ沢も遡行意欲をそそる沢だ。

川幅が広がるところもあり、泊り場には事欠かない。

ゴルジュ状のところも、増水していなければ問題なく通過できる。

小滝もいくつか懸るが問題ない。

小滝の上は、また平坦な流れとなる。

秋季の沢の恵み

825m付近左岸枝沢との出合。この枝沢も遡行したい沢の一つだ。

左岸枝沢との出合からゴーロの渓相となり、滝場も出てくる。

868m付近二俣。水量比は1対1か。1264.4m峰を水源とするこの右俣も遡行してみたい沢の一つだ。

二俣からはゴーロの渓相の中に滝場がいくつか出てくる。

980m付近右岸枝沢との出合。この先から地形図上のがけ記号が始まる。

がけ記号入口に懸る2段の滝の中段をシャワークライムで。この滝が、涸沢遡行のポイントとなる滝だ。

2段の滝上段は、左のスラブ壁だが、ツルツルの壁で難しい。

斜滝でも逆相のスラブ壁なので難しい登攀を強いられる。

登れそうもない滝も2か所出てくるが、幸い小さく巻ける。

ここは倒木があって助かる。倒木を利用して左壁側を登り、上部の急傾斜の滑床は右に移りフリクション登攀。

がけ記号出口に懸る2段の滝も登れず、左岸から2つとも高巻く。

奥二又。左沢へ入る。

左沢は湿原に上がる沢の渓相となるが・・・。

小さいながらものっぺりとした滝がいくつか懸り、登山道が近づいたところに懸る2m程の滝が取り付けず、ここで遡行を終了。少し戻ったルンゼをひと登りで登山道に上がる。

立派な登山道だが、この登山道が曲者で、登山地図では破線道になっている大鮎貝沢方面に下っている。地形図上では、破線道との分岐の追分で愛染峠方面との分岐になっているが、地形図、登山地図の追分に分岐はなく、しばらく登山道を下った等高線1165付近に愛染峠方面との分岐があり、愛染峠方面の登山道はいったん登り返して1239.8峰の右の肩付近で地形図上の登山道に出る。追分分岐からの愛染峠方面の登山道は今はない。