東京近郊の超マイナーな沢

4/27-28 入渓の難しい超マイナーな沢を遡行

中級の講習会で大菩薩のほとんど人の入らない沢を1泊2日で探訪する。ここは入渓が難しく、ガイド本やネットで検索しても遡行した記録は見当たらない。東京近郊にも探せばあるものだ。ただ、何が出てくるかわからず、頼りになるのは地形図のみ。沢屋と言われる者にとっては、どんな沢であったとしても遡行意欲を駆り立てられるところだ。結果、沢自体は難しい所もなく、後半部分の荒れたガレの沢床が続くところが欠点だが、全体的には癒しの沢の印象。ただトータルとしては中級レベルの沢か・・・。

降り立った沢は、天気が良いこともあって、非常に気持ちの良い所だ。前日は、この下の広い河原に泊まる。

三俣状になった所。上が二俣。ここまでは、気持ちの良い渓流散歩。のんびり、ゆったりしたいところだ。

始めてロープを出す。ここは泊りの荷を背負ってはきわどいヘツリを強いられる。ロープを出したところはここだけだ。

本谷二俣。左の本谷を行く。

すぐに、この沢唯一の大滝に沢床を塞がれる。左はCS滝、右は、上段が下からでは6mくらいにしか見えないが、上部は急なナメ滝となっており、10×15mかそれ以上のナメの大滝だ。ここは右側の一段目を登り、2段目のナメの大滝の左の岩峰を登る。

岩峰を登る途中から見たナメの大滝上部。下からでは見えない。下手に取り付くと進退窮まる滝だ。

さらに逆さくの字滝が続く。ようやく滝が現れ、さて何が出てくるかと思ったが・・・。

沢床が開け、荒れたガレの川床となる。

荒れた沢床の中にもナメ滝が・・・。

滝らしい滝2状4mは、左壁を登る。岩が脆い。

上部は荒れた沢床の続く沢だが、所々ナメ滝が懸る。

こんな奥地にも古いワサビ田の痕跡が・・・。

最後は、ガレガレの急斜面を登山道目指して上がる。