シニア世代にはキツイ、体力勝負の七滝沢

8/18-19 体力勝負の沢登り

研究生、楽しむ会の講習会で飯豊の七滝沢へ行く。ここは、七滝沢の本流内ノ倉川の完全遡行を目指し、内の倉ダム完成前に何度か入渓した思い入れのある所だ。七滝沢へは、塾の講習会で2度入渓しているが、ここ数年は天候や釣り人の入渓が多く、前回の講習時に釣り人から恫喝されたこと等によりご無沙汰している。最後に入渓したのが2005年なので13年振りだ。出発前はかなりの雨が降り、入渓できないのではとの心配もあったが、増水の程度はそれほどでもなく、土日の天気も良い予報なので入渓する。

フリークライミングのゲレンデ杉滝岩の前の駐車帯が入渓場所だ。この日は1パーティが岩場に取り付いていた。

七滝沢との出合へ内の倉川本流を徒渉する。増水はかなり収まってきているようだ。

七滝沢下流部はゴーロの沢だ。ゴーロの沢に慣れていない女性陣には大変だったようだ。

ゴーロとゴーロの間には川幅一杯の深い淵を持ったゴルジュ帯があるが、釣り師の明瞭な巻道が付いている。

七滝入口の3m程の滝。ここを登ったところに七滝の巻道左岸にある。

高巻き途中の展望場所からの七滝

七滝の上もゴーロが続く。

七滝上の連瀑帯を望む。13年前は、この連瀑帯を登攀したのだが・・・。今回は高巻きを選択。

連瀑帯を巻き終えたところ。この手前だと思うが、途中でスマホを入れたオレンジ色のポーチを紛失する。

トホホ・・・。

連瀑帯上の階段状の滝は快適に登れる。

突然現れる20M程の大滝。この高巻きが、この沢では一番悪いか・・・。

滝上からは穏やかな渓相となる。

一部ゴルジュ状のところはあるが、問題となるところはない。

北沢との出合を過ぎると沢幅が広がり、平凡な流れとなる。

最初に出てくる奥の滝が少し難しいか・・・。

ここは左岸の草付き帯を高巻いて超える。

右側を登る。上流部で一番大きな滝だ。

天気が良いので快適な遡行となる。

落ち口右壁にある残置シュリンゲを使えば、見た目より簡単だ。

非常にきれいな沢だ。

1060m付近二俣は右俣へ。

右俣に入っても滝場は続くが、ほとんど登れる滝だ。

用水取り入れ口下の滝を登る。この滝の下に用水路管理用の道があり、滝上の用水路取り入れ口まで続いている。

用水路取り入れ口で、また水が復活する。

草木が沢床にかぶり、源流部の渓相となる。

まだまだ滝場は続く。

フリクション頼りの登攀が続く。

所々で草原上のところに出、背後には二本木山も見える。ただ、まだまだボサが被る沢床が続く。

トイ状のナメ床を登る。

右側に登山道が見え始めたところで笹の藪をひと漕ぎで二本木山と二王子岳登山道分岐の手前の二本木山登山道に出る。

二王子岳は飯豊連峰の大展望台だ。