台風の間隙をぬって虎毛の沢へ
9/29 アクアの沢靴が威力を発揮する
予定では1泊2日で船形の笹木沢だつたが、台風24号の影響を受け、特に日曜日の予報が悪く、比較的天気の良さそうな虎毛の役内川ツブレ沢ワルイ沢へ土曜日のみの日帰りで行く。台風の影響がいつ頃から出るのか前日まで分からず、集合場所はそのままだったので、山形県の東根駅から新庄、鳴子経由でのロングドライブでツブレ沢の入渓点へ移動。当日の天気は曇り、夕方から雨が降り出す予報だったが、遡行中は雨に降られることもなく、何とか講習を終えることができた。ワルイ沢は以前登ったことがあるが、一枚岩のスラブの発達した沢でアクアステルスのゴム底の沢靴が威力を発揮する沢だ。
ワルイ沢へはツブレ沢沿いの山道を辿るが、山道はワルイ沢の手前まで。
ワルイ沢の出合は堰堤の手前だ。
滝場の連続する沢だ。見た目岩に苔が張り付きアクアの靴ではと思うが、以外にフェルトより滑らない。
岩床が続く。
唯一高巻いた滝。ここを登っている記録もあるが、水流をもろに浴びなければ取り付けないので高巻いた方が賢明だ。
河原状のところも少し出てくるが、概ね左岸側がスラブ壁となっている。
沢幅が狭まると水にどっぷりと浸かるところも出てくる。
590m付近二俣。地形図とは異なり本谷は左に曲がっているので間違いやすい所だ。
のっぺりとした滝壁が多く、細かい岩の凹みを利用したフリクション登攀を強いられる滝が多い。ここは、右の水流脇をフリクション登攀。
温泉が湧いている。
どこまでもV字のスラブの沢床が続く。
虎毛沢に見られる虎毛模様が見られるところがある。
左側がスラブの岸壁だ。
フェルトではフリクションが利かないところが多い。
770m付近に懸るスラブ状の滝。ここもフェルトでは厳しい。
大分岩壁がゴツゴツしてきた。
沢床を草地が覆うようになると登山道も近い。詰めの藪は薄く、登山道に上がれる。