期待外れの緑沢
9/17 期待外れの緑沢
研究生、楽しむ会の講習で奥日光の緑沢へ行く。予定では北アの双六谷の2泊3日の講習だったが、大雨の影響で断念。予備の沢も全国的に秋雨前線の影響で天気が安定せず、結局、天気の良さそうな連休最終日の日帰り講習になってしまう。緑沢は、初めて行く沢だが、以前から講習会で組んでみたいと思っていたので計画したが、沢自体は緑滝を含めて連続する滝場だけで、後はガレ沢で水が涸れるのが早く、それほど良い沢とは言えない。特に、下山の登山道は、膝にも、腰にも悪い最悪の登山道だった。おまけに、最後の大滝上に、この冬の遭難者と思えるザック、スノーシュー、ワカン、ツェルトなどが散乱しているところがあり、尚更良い印象がない。
弓張峠を下った所にある道標のところから入ろうとしたところ、たまたま通りかかった地元の方から、近道があるのでそちらから行った方が良いとのアドバイスをもらい、その山道を使って外山川へ入る。
外山川は緑沢との出合まで河原歩きだ。
緑沢出合。緑沢に水はないが、しばらくすると水が出てくる。
ガイドブック「関東周辺の沢」記載の外山沢との出合。地形図では外山沢が本流で、庵沢と緑沢に分かれるようになっているが??? 地元の方の話では庵沢にある庵滝を地元では緑滝と言っているとのことだが・・・。
地形図上の緑滝は、真ん中のルンゼを登り滝の落ち口に出る。
緑滝の上に懸る大ナメ滝は、右側を快適に登れる。
大ナメ滝の上は傾斜のある滑床が続く。
滑床の終わりに2段の大ナメ滝が懸る。ここは濡れることを厭わなければ登れるが、我々は濡れるのを嫌って右を巻き気味に上がる。残念ながら、緑沢の楽しい部分はここまで、後は水もすぐに枯れて涸れ沢の沢登りとなる。この滝上にツェルト、ザック、スノーシュー、ワカンなどが散乱している。
水量も少なくなり、平凡な沢となる。
小滝もあるが・・・。
水が涸れて急傾斜のガレ沢登りが続く。
時々涸れ棚も出てくるが、問題となるところはない。
詰めの長い沢だ。
藪漕ぎなく登山道に上がる。この沢の核心は、この登山道にある。