登れる滝の多い足尾の沢を遡下降する

5/18 入渓に便利な足尾の沢

初級者の講習会で足尾の神子内(みこうち)川の黒沢右俣を登り、左俣を下降する周遊ルートに行く。ここはあまり知られていない沢だが、ネットではいくつかヒットするので、日光周辺の足尾の沢では登られている沢のようだ。2015年に、隣の手焼沢を登って気になっていた沢だが、こちらの方が滝が多く、そのほとんどが登れる滝なので、沢登りとしては楽しい。ただ、滝場は中流部までで、後は、ガレた河原の続く単調な沢となる。下降にとった左沢は、この時期、沢床に落ち葉が堆積し、非常に歩きにくい沢だ。

黒沢林道が渡る先の堰堤の上から入渓する。

入渓してすぐに現れるスリット堰堤。ここは左岸にある林道終点付近にある堰堤だ。

二俣下の10m程の滝。ここは右壁を登れるようだが、取り付きの釜が深く、初めての沢でもあり、時間が読めないので右岸から高巻く。

二俣

ここも水を浴びれば登れそうだが、釜が深くパス。右岸に明瞭な巻道がある。

渓相は良い。

この沢のポイントとなるゴルジュ入口

入口の上に懸るトイ状のナメ滝。

トイ状部分を上から。上部が初級者には難しい所なのでロープを出す。

トイ状の滝の上に懸る大きな滝の方が、滑りやすく、難しい。ここもロープで確保。

滝上は、ナメの渓相がわずかながらも続き、きれいだ。

すぐに荒れた河原が続くようになる。

ガレガレの沢床となり、最後までガレの沢だ。

左俣も上流部は荒れた沢だ。

崩れやすい山肌が、この付近の沢の特徴化?

左俣3段の大滝は懸垂で下る。

大滝以外、難しい滝はない。

最後の方で堰堤なのか橋なのかわからない、謎の石積みが架かる。