晩秋の只見の沢へ

10/18 体力と技量の低下を思い知らされる

 講習会で只見の小三本沢(しょうさんぽうさわ)へ行く。叶津川は学生時代に初めて入った只見の沢で、当時は、小出駅から開通間際の只見線に乗り、入叶津集落先から叶津川沿いのゼンマイ道を歩いて入渓した思い出深い沢だ。それ以来叶津川の本支流にはよく通ったのだが、最近は、八十里越えの街道工事により変貌が著しい。

 小三本沢は、山岳会でも何度か入渓し、塾の講習会でも、以前はよく入っていたところだが、ここ数年御無沙汰しており、今回は11年振りの講習会だ。

入叶津登山口から沼の平へ向かうも、山神の杉からの沼の平方面はトラロープで塞がれている。

沼の平の登山道は小三本沢の最初の渡渉点から先は、以前に比べ荒れているようだ。今回は安沢まで行かずに途中から沢に入る。

安沢との出合付近。しばらくはゴーロの渓相が続く。

最初のゴルジュ(標高920m付近)は、深い釜を持った2連の滝。最初の滝は登れるが、2つ目の滝は難しい。写真は2連の滝上。

しばらくは両岸狭まったところに深い釜を持った小滝が連続する。へつりの難しいところも多い。

標高970m付近左岸枝沢との出合

少し沢が開けてくるが、まだ小滝が連続し楽しめる。

小滝の連続するところが終わると大滝までしばらくゴーロが続く。

大滝は2段の滝となっている。写真は1段目の滝、さらにその上に大きな滝が懸かる。ここは右岸から高巻き、次の滝の中段に出る。

上の滝は階段状になっているが、ぬめっている。

大滝の上

大滝からは平凡な沢となる。

上部はボサが沢筋に被るようになるは問題ない。

最後は草原となり、避難小屋跡下の登山道に出る。以前あった小屋は、今は跡形もなくなっている。