源頭部まで滝登りが楽しめる奥多摩の佳渓
5/15 源流部は涸れ棚の連続だった
11年振りの滝上(たきうえ)谷は水量が少なくなったのか、源流部の連瀑帯は涸れ棚となって滝登りの楽しみが半減している。ここは、小川谷林道が日原鍾乳洞の先に鉄柵のゲートが設けられ車での入渓ができなくなっており、旧日原マス釣り場の駐車場が鍾乳洞見学者の専用駐車場となっており、土日の駐車は断られるので、滝上橋まで1時間半ほど歩かなければならず足の揃った経験者パーティでないと日帰りは難しくなった。
大小屋ノ滝入口までは荒れたゴーロが続く。
大小屋ノ滝入口のゴーロ帯
大小屋ノ滝は時間がないので左岸の山道を使って巻く。
奥多摩登山詳細図(西編)記載の大サデ窪の出合はガレガレの荒れた沢床だ。
8m滝の登攀は滑っているので注意が必要だ。
執筆した「東京起点沢登り120」記載の大サデ窪と大栗窪との出合。
「東京起点沢登り120」はヤマケイ・アルパインガイド「奥多摩・大菩薩」昭和43年版の滝上谷遡行図を転用したもの
大栗窪は小滝の連続するゴルジュとなる。
CS滝はショルダーで…
3段の滝は右壁を登る。上段の滝がヌルヌルでホールドも細かい。
滝上は倒木の多い荒れた沢床となる。
Co1220付近、岩壁から水が湧き出ているところで水が涸れる。
Co1270付近右岸枝沢との出合の涸れ棚。
ここから涸れ棚の連続となるので、右岸枝沢を登り大栗尾根に出ると最短で出合に戻れる。
涸れ棚の連続となり、Co1350からはCS滝が続くので、手前の涸れ沢との出合から不明瞭な踏跡を辿り大栗尾根に出る。
大栗尾根は下草のない、歩きやすい尾根だ。途中、中段林道が横切るが、そのまま大栗尾根を下り滝上橋に出る。