尾白川水系の知られざる小渓
6/25 尾白川水系の小渓は、少しの増水でも難易度が変わる典型的な渓だった‼
日帰り代替候補として、以前から入渓の機会を狙っていた小渓だが、最近登られた記録が公開されていることもあり、塾の中級の講習として組んだのだが、この渓の形状やボロボロの岩質から、今回のような少しの増水でも厳しい沢に変わることを、参加者の皆さんは身をもって体感されたようだ。ただ、これだけ岩が脆いと経験者と言えどかなりの緊張を強いられる。
この沢は、入渓時期や水量、入渓者のレベルによって評価が分かれる沢だ。
尾白川渓谷駐車場からスタート
竹宇駒ケ岳神社付近から尾白川に入渓する。
国道から見える釜無川が濁流になっているのが気になったが、尾白川に濁りはない。
平水時の水量はわからないが、中尾沢の水量は少ない。
堰堤は壊れたものが多いが6つあり、5つ目にある唯一の大きな堰堤。
ここは高巻きが大変だが、左岸側を登ったところにかすかな踏み跡がある。
Co850付近から滝場が続くようになる。
しばらくはU字谷だが、沢幅が開けているので、ほとんどの滝が問題なく登れる。
最初の滝
Co900付近右岸枝沢出合
小滝だが、倒木がないと難しい。
石が積み重なっているので、落石注意。
中段は激シャワーとなる。これ以上水量が多いと難しくなる。
2段12m程の滝は左側がホールド多く登れそうだが、岩がボロボロで、持った岩がほぼ剥がれる。ここは安全を期して、少し戻って右岸の急斜面から高巻き、二俣(三俣)へ降りる。
Co1070付近の二俣は三俣になっている。今回は、時間が押しているため登山道に近い右俣に入る。
右俣はゴーロの沢で、途中左沢から右沢源頭部を超えて登山道を目指す。
右俣右沢の源頭部に出ると踏み跡が現れ、そのまま登山道まで続いている。